介護スタッフ
鈴木 怜未
母と同じ道を歩む喜び。
母親の職場で見た利用者様の笑顔。
私と介護職との出会いは、人より少し早いかもしれません。まだ私が幼い頃でした。介護職をしている母親に連れられて職場に遊びに行っていたんです。そこで見た、職員の方々の笑顔と利用者さんの笑顔、楽しそうな笑い声がとても印象深かったのを覚えています。施設はとても明るい雰囲気でした。職員の方や利用者さんにはお話をしたり遊んでもらったりとたくさん可愛がってもらえたので、遊びに行くのがいつも楽しみでした。そんな中で育ってきたので、自然と介護という仕事が身近にあったんだと思います。段々と自分の将来について真剣に考える頃になると、改めて介護に携わりたいという気持ちが強くなりました。そして学生時代は医療関係、介護職を視野に入れて勉強に励んでいました。やがて就職活動の時期に入り、介護職を探していると、母から職場の現場が人手不足だということを聞きました。ちょうど希望していた介護職を探していたことと説明会と見学会があったので参加することにしました。その時にスタッフの方々の明るさとアットホームな雰囲気に惹かれ応募を決意し、入社することになりました。
家では親子、職場では先輩と後輩に。
もともと母とはとても仲が良く、友達の家族の話を聞いていて比べても母と私は仲が良いんだなと感じます。普段は友達のような関係で二人でご飯を食べに行くこともあります。仕事は勤務形態が違うので、私が先に家を出る時もあれば母が先に出ることもあるので、お互いに「よろしくね」と声をかけ合って家を出てきています。現場では母親というよりも、当然ですが介護を長年やっている先輩として見ています。ただ家に帰れば仕事の悩みを話しますし、相談します。その時はすぐにアドバイスをくれるので安心しますのでやはり身近な存在です。母は表面には出しませんが私のことを心配しているんだろうなと薄々感じます。また外へご飯を食べに行く時は仕事の話は一切せず、自然とプライベートの話をするようにしています。お互いにオンオフの切り替えをしているのだと思います。
身近なところから介護の魅力を発信していきたい。
お休みの日には学生時代の友達といろんなお店に行きます。私が不定休なので友達との予定が合わないこともありますが、食事だけでも!と時間を合わせて行くようにしています。仕事終わりに食事に行き次の日も仕事、というパターンもよくあります。夜勤明けの日に友達と食事の約束がある時はそれを励みに頑張っています。友達と会うとお互い仕事の話になることが多々あります。介護のイメージは華やさや綺麗さはないかもしれませんが、楽しい現場だよということを話しています。自分の身の回りの友達からでいいから介護の仕事っていいものなんだということを発信していきたいですし、これからもずっと仕事を続けていきたいともちろん思っています。自分がきっかけというのは難しいかもしれませんが、介護の世界はちょっとでも明るいのだと思ってもらえるような働き方をこれからしていきたいと思っています。自分の行動で利用者様やご家族様が喜んでくれると嬉しい気持ちになります。大変なこともちろんありますが、それにも増してやりがいを感じられます。