保育士(園長)
杉山 遥香
子どもの頃からの夢。
小規模ならではの子どもとの関わり方。
私が保育園の年長児だった頃には、なりたい職業の欄には既に「ほいくえんのせんせい」と書いていました。当時お世話になっていた担任の先生が、私の気持ちに優しく寄り添ってくれて大好きで、私もそんな先生になりたいと思ったのだと思います。強く意識したタイミングは小学校三年生の時に8つ下の弟が生まれてからです。「赤ちゃんってこんなに可愛いんだ。」と子どもながらに感じた私は、お世話をしたくて仕方がなく、毎日ベビーカーに弟を乗せて散歩をしたり、ミルクを飲ませたがったりと弟の側をずっとくっついて離れませんでした。高校で進路を決める時にも保育士への夢は変わらず、短期大学へ進学しました。授業や実習では、保育士は命をお預かりする責任があることを強く感じました。ここでもお預かりしている0、1、2歳の乳児のお子様は頭を少し打っただけでも注意が必要です。実習の際、子どもたちが怪我をした後に保育士さんたちがすぐに対処している姿を見て、「自分にできるのだろうか。」と考えましたが、子どもたちの可愛い笑顔や言葉が忘れられず、保育士として働くことを決めました。
お母様も働く仲間。子どもを見守る環境づくり。
保育士として3年半ほど勤めた頃、小規模の保育園を探している時にアースに出会いました。きっかけは介護施設と併用の『こらいと石田』を知ったことでした。母が介護職をしているので、おじいちゃんおばあちゃんと関わることができる環境は素敵だなと思っていました。また、今まで勤めていた園でも乳児クラス担当でしたが、手厚く見守りたい乳児期に少人数でゆったりと関われるところにも魅力を感じました。1クラス十何人という大きいクラスの良さもあるのですが、少人数のクラスでは一人一人とより向き合え、関わりが濃くなります。子ども全員の成長を把握でき、近くで見守られることや、保育士も少人数なので連携がしやすく、話し合いやすいところも魅力だと感じています。「子どもにこうしてあげたいね。」と普段から共有し合えるのが一番いいなと思っているところです。
子どもたちが楽しく過ごせる環境を。
園長に就任して間もなく、新米ではありますが役職をいただいている責任があります。子どもたちと保護者の方はもちろん、職員全員が居心地良くやりがいをもって楽しく働ける環境を目指しています。お子様をお預かりしてから、日中子どもたちと一番多く関わっているのが私や職員です。子どもたちが気持ちよく生活できるよう、私たちが気持ちよく働き笑顔で接することで、子どもたちに良い影響として返っていくのかなと思います。日頃の役割分担で職員同士の連携や事務処理がある場合は、子どもたちから離れて大丈夫か様子を看ながら職員同士で声を掛け合うなどコミュニケーションを大切にしています。
保育に正解はないので、子どもたちが楽しく過ごせる環境を日々考えて更新していけるように、職員に意見を聞いたり、職員同士で話し合いをしながら取り組んでいきたいです。いい先生たちがたくさんいるので、子どもたちのことは皆で見守りつつ、園長として気持ちよく働くための環境づくりをこれから実現できるよう頑張っていきたいと思います。